小型木質バイオマス熱電併給設備の新機種「Volter50」が稼働開始

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2024年4月9日

小型木質バイオマス熱電併給設備の新機種「Volter50」が稼働開始

フォレストエナジー株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:沼 真吾)は、フィンランドのVolter Oy(本社:Tupos、CEO:Jarno Haapakoski)が製造する木質バイオマス熱電併給設備の新製品「Volter50」の日本国内での稼働を開始しましたことをお知らせいたします。

津和野フォレストエナジーに導入したVolter50

当社は、持続可能なエネルギー供給を目指し、常に地域エネルギー事業の事業採算を高める取り組みを行っております。この度、日本国内で初めて「Volter50」の稼働を開始いたしました。この製品は、従来の「Volter40」に比べ、より高い発電効率を実現するとともに、エネルギーの生産量を増加させ、地域のエネルギー需要に対応する能力を向上させています。なお、「Volter50」の稼働は、島根県津和野町における「津和野フォレストエナジー」での導入が初めてとなります。このプロジェクトにより、地域の森林資源を再生可能エネルギーとして有効活用し、地域社会の脱炭素化に一層貢献することが期待されます。フォレストエナジーは、今後も再生可能エネルギーの推進に向けた取り組みを積極的に展開し、地域経済の活性化や地球環境の保全への貢献を目指してまいります。


製品の概要

「Volter 50」は「Volter 40」の商品コンセプトを踏襲しています。単独でも複数台組み合わせても利用可能なことから、規模や用途にあわせて、フレキシブルなレイアウトが実現可能なCHPシステムです。建屋の中に設置するインドア・モデルと、コンテナに設備を格納して屋外に設置できるアウトドア・モデルの2種類のパッケージも用意しています。発電出力の向上に伴い燃料消費量は増えますが、燃費の改善により発電効率は「Volter40」の22%から「Volter50」は23%へと約1ポイント向上しています。また、「Volter50」は、「Volter40」と多くの部品を共有することで、kWあたりのランニングコストの効率も向上しました。

Volter40 からの主な変更点(写真はVolter50)


本件に関するお問い合わせ先
広報担当 電話:03-5624-7151
メール:info@forestenergy.jp

フォレストエナジーのホームページ
https://forestenergy.jp

Volter Oyのホームページ
https://volter.fi/