2020年12月24日
フォレストエナジー株式会社
静岡県袋井市における国内バイオマス100%利用のバイオマス発電事業について
フォレストエナジー株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:沼 真吾)は、静岡県袋井市における木質バイオマス発電事業について、2020 年 4 月に経済産業省より FIT法に基づく事業計画の認定を受け、袋井市や県内の関係者とともに計画を進めてまいりましたが、このたび、袋井市と協定を締結致しました。今後、各種許認可や建設工事等を経て、2023 年度後半には商業運転を開始する予定です。
本発電事業は、静岡県内を中心に年間約 9 万トンの未利用材等を集材して、約 7,100kWの電気(約 14,000 世帯分相当)を発電する計画で、国内バイオマス 100%利用の木質バイオマス発電所となります。
計画地は、袋井市が企業誘致を進める小笠山工業団地内に位置し、袋井市との緊密な連携のもと、計画を進めております。本事業により、袋井市が進める「未来につながる持続可能なまち」の実現にも貢献していきたいと考えております。また、燃料となる木材については、未利用材を主として利用する計画で、枝条やタンコロ、バークも含めて、地域資源を余すところなく活用することで、県内の森林整備や林業活性化にも貢献していきたいと考えています。
発電所での直接雇用は、現時点では 20~30 名ほどを予定しており、地元の方々を中心に雇用する計画です。加えて、木材伐採や運搬、その他幅広い分野での間接雇用を含めると70~100 名ほどの新規雇用創出効果が見込まれています。
フォレストエナジー株式会社は、これまで秋田県と宮崎県で、地域資源を活用した木質バイオマス発電事業を実現しており、和歌山県新宮市でも 2021 年春頃に新たな木質バイオマス発電所が完工する予定で、この他にも全国各地で新たな発電所の準備を進めています。
また、宮崎県都農町では、町が進める「分散型エネルギーマスタープラン」の実現に向けて、宮崎大学、東京大学等とも連携し、具体的なまちづくりの取り組みを進めているほか、群馬県渋川市では廃校を活用してバイオマス研究所を運営し、熱やバイオ炭の利用など木質バイオマスに関する実践的な研究を行っているところです。
今後も、フォレストエナジー株式会社は、木質バイオマスエネネルギー事業を通じて、地 域に寄り添いながら、林業の活性化や地域経済の活性化、脱炭素社会や持続可能な開発目 標(SDGs)の実現等に貢献してまいります。
関係者コメント
袋井市: 袋井市では、次世代産業の創出と魅力的な雇用の場の提供に向けて、小笠山工業団地開 発事業を推進しており、このたび令和2年 12 月 17 日付にてフォレストエナジー株式会社 様と同工業団地の進出に関する協定を締結いたしました。 フォレストエナジー株式会社様は市内初、再生可能エネルギーで最大発電規模となる木 質バイオマス発電所の立地を計画されており、地域産業の活性化や雇用機会の創出はもと より、静岡県の林業振興や人材の育成、脱炭素化社会の実現に大きく貢献していただける ものと考えております。 今後におきましても、フォレストエナジー株式会社様の進出計画を支援するとともに、 環境や防災、教育など幅広い分野で協力・連携できることを期待しております。
本件に関する問い合わせ先
広報担当 電話:03-5624-7151
Email:info@forestenergy.jp