生成ガスの水素濃度が60%のCHP
フォレストエナジーは2016年にスウェーデンCortus Energyと提携しました。2018年には同社の増資を引受け、株主になりました。
Cortus EnergyのWoodRoll®は切削ウッドチップを燃料にします。高い精度で温度コントロールされたプロセスにより、極めて高い比率のバークにも対応します。ガス化炉に空気の流入がない間接加熱式のガス化により、生成ガスの約60%が水素と極めて高いこと(窒素で薄まっていない)からFT合成と相性が良く、CO2フリー水素、バイオディーゼル、バイオジェット燃料などのクリーン燃料を木質バイオマスから作る、最先端のガス化技術です。
熱電併給(CHP)
電気1.9MWel+熱供給1.8MWth
高い効率
発電効率は約30%、燃料は年間21,000トン
多様な燃料に対応
ウッドチップ、バーク、竹チップ
含水率は<55%
生ウッドチップを使えるよう乾燥機は組込済
生成ガスの60%が水素
改質器を使わず燃料電池向けに水素供給
短い工期
モジュール組み立て
WoodRoll®の仕組み
空気の流入がない間接加熱式のガス化により、生成ガスの約60%が水素と極めて高いこと、水素と一酸化炭素の比率が2:1であること、タールフリーなガスであることから、バイオリファイナリーにも最適なガス化設備です。
また、厳密な温度コントロールを行うプロセスにより、灰の溶融点の低い木質バイオマスを燃料として使うことができます。通常のウッドチップに加えて、樹皮(バーク)や枝条の混入率が極めて高くても稼働できます。