“木のエネルギー利用を通じて、地域の血行を良くする”


冷え症は万病のもと。人も地域も同じです。
木を地産地消することで、多くの市町村の地域内経済は活性化します。
域内で循環するお金、人、情報が増えます。
その原動力となるエネルギーも、地域の木を使ったクリーンエネルギー。
林業のために、農業のために、地域のために。
木の新しいエネルギー利用を通じて、地域の血行を良くします。

代表取締役社長 沼 真吾

フォレストエナジーは地産地消型の木質バイオマス・エネルギー会社です

フォレストエナジーは、日本国内のバイオマス資源を主燃料とするバイオマス発電所の開発・投資・運営を行う会社です。

安定したバイオマス発電事業を推進するためには、対象となる地域のバイオマス賦存量と発電規模の適切なバランスが重要です。フォレストエナジーでは多様な地域特性に対応したバイオマス発電事業を実現するため、小規模でも高効率な発電事業が可能な「ガス化」技術と中規模以上向けの「ボイラー」技術の両方に取り組んでおります。

特に小規模な発電・熱供給ニーズに対応できるよう、当社では3つのガス化設備を扱っております:1台40kWのVolter(フィンランド)、400kWのSyncraft(オーストリア)及び2,000kWのCortus(スウェーデン)。全てウッドチップを燃料とするシステムであり、これらを組み合わせて導入することで、木を中心とする「地域資源循環型エネルギーシステム」を構築することができます。

フォレストエナジーの地域資源循環型エネルギーシステム

2017年に経済産業省並びに農林水産省の連名による「地域内エコシステム」が公表され、地域経済振興・分散電源の拡大・熱利用の促進を図る活動が本格化しました。しかしながら、多くの地域で適用できる汎用的な事業モデルはまだ確立されていません。その背景には、地域で熱を使う配管網がないことや適格な木質燃料を安定的に手に入る商流がないなど、ほとんどの地域で事業インフラが整っていないことが大きく影響しています。これら課題を解決するため、当社は規模の異なるコージェネレーション(熱電併給、コジェネ)設備を組み合わせ、地域全体で連携する事業モデルを提唱します。

解決策①
個別の熱需要地ごとに超小型の衛星コジェネ設備を設置することで、熱配管網を必要としないシステムを用意

解決策②
ウッドチップの乾燥工程を一カ所に集約化することで、衛星コジェネ設備は乾燥機が不要となり設備費・運転費を削減。集約した乾燥工程の熱源には、中核コジェネ設備の熱を利用することで中核コジェネ設備の熱利用率を向上

解決策③
木の燃料化における無駄の排除。中核コジェネ設備は樹皮(バーク)を含む一本の木を丸ごと無駄なく燃料として使用できる。衛星・中核の両設備ともウッドチップを使用することで、加工工程を破砕だけにスリム化

解決策④
燃料としてのウッドチップには規格があり、衛星コジェネ設備は高規格、中核コジェネは低規格のウッドチップで稼働する。2つの設備を地域で組み合わせて使用することで、ウッドチップを無駄なく燃料として使用する

木質バイオマスのエネルギー利用技術

日本の森林率は68.5%(国土面積の約70%は森林)であることから、分散電源と木質バイオマス発電の相性はかなり良いです。分散型電源の特性の一つは自立していることなので、木質バイオマスを燃料にする場合は地産地消型、つまり地元の木質資源を使っていることがポイントになります。木材の生産地と消費地がなるべく近いことが望ましく、10~30km圏内から燃料となる木材を収集する場合、発電所の規模は小さくなります。発電所はスケールメリットが効きやすい事業なので、発電所の規模を小さくすると従来の「ボイラー」技術では発電効率が低く、対応は難しくなります。

小規模でも高い発電効率を実現すること、木の持つエネルギーを最大限有効活用することを考えると、「ガス化」技術を使うことになります。小規模木質バイオマス・エネルギー事業の先進モデルとされるドイツをはじめとするEU諸国では、この「ガス化」技術を使ったコジェネが多く稼働しています。